お世話になります。scblogでございます。
最近急に寒くなってきましたよね。家から出る元気も無くなってきて家で映画を見ることが増えました。
今回はその中でもオススメできる映画を紹介していきたいと思います。
今回紹介する映画は
「クロール 凶暴領域」
この映画は題名だけだと、ん?水泳のクロールってなりそうですよね(笑)
映画を見たらで全く違う事がわかります。
この映画はこういう方にオススメできます!
- アニマルパニック系映画(ジョーズ、アナコンダ、マンイーターetc)が好きな方
- グロテスクな描写を見れる方
- ドキドキハラハラしたい方
こういったB級映画は当たり外れがかなり分かれますが、この映画はクオリティとストーリーどちらも作りこまれているのでかなり面白いです。映画の時間も88分と長くなくスッと見ることができます。
Amazonプライム、U-NEXTにて視聴可能です!
ストーリー
最大級のハリケーンに見舞われたフロリダを舞台に、凶暴なワニの巣窟と化した家に閉じ込められた父娘の運命を描いたサバイバルスリラー。大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知る。父を捜しに実家へ向かったヘイリーは、地下室で重傷を負って気絶している父を発見。しかしその瞬間、背後から何者かに襲われ、地下室の奥へと引きずり込まれてしまう。浸水のタイムリミットが迫る中、大量発生したワニのテリトリーとなった思い出の我が家から、負傷した父とともに脱出を図るヘイリーだったが……。
主人公ヘイリーを「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のカヤ・スコデラーリオ、彼女の父を「プライベート・ライアン」のバリー・ペッパーが演じる。「ドント・ブリーズ」のサム・ライミ製作のもと、「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督がメガホンをとった。
クロール 凶暴領域 : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)
ハリケーンという言葉は日本では聞くことはないですが、海外では結構ありがちな事らしく、ハリケーンを題材にした映画も少なくないみたいです。
日本人には想像もできない自然災害+ワニという想像を絶する環境でのアニマルパニック映画となっています。
ぱっと見はそこら辺のB級映画と大して変わりないアニマルパニック映画と思われがちですが、想像よりも面白い映画となっていました。
この映画のキャッチコピーは「思い出の我が家はヤツらのテリトリー」です。
父親が思い出がいっぱい詰まった家を大事にしながらもその家がワニによって浸食されていく様子はなんとも言い難いものがありました・・・。
アレクサンドル・アジャ監督の作品は素晴らしい物の数々!
この監督はホラー作品を多く世に出しています。その中でも有名なのが、「ヒルズ・ハブ・アイズ」や、「クロール 凶暴領域」にも繋がっている「ピラニア3D」などがあります。
この他にも、ハリーポッターの主人公役、ダニエル・ラドクリフが主演の「ホーンズ容疑者と告白の角」や、「ミラーズ」などと、有名な作品があります。
今回の映画も見事に考え抜かれた脚本に、監督きっての表現力を駆使したホラーとドラマの2つを兼ね備えた監督の采配には流石としか言えません。
ワニ映画はアジャ監督にお任せあれ!
見どころ
これまではストーリーや監督の良さを紹介していきましたが、ここからは映画の中身メインで紹介していきます。
見どころその1 え?本物のワニ?と思うほどのリアルなCGワニ!
家の地下室にワニ大量発生と、映画開始早々ワニたちと会うことができます(笑)
この映画は日本の人たちからは考えられない環境になっていてイメージが湧きにくいかもしれないですが、フロリダならではの気候などの細かい設定等により、観客側も映画にのめり込めるようになっています。
映画の中で道路標識などに「ワニ注意」の標識を置いたりすることでこの映画の舞台となる住民の周りにどれだけ沢山のワニが生息しているのか匂わせていく事で観客へ理解させていく手際の良さが凄いです。
ここでさらにこの作品にのめり込める要素として挙げられるのが、CGとは思えないほどリアルで迫力がある巨大なワニです。
しかもワニの特性を熟知しているのか、獲物にゆっくり近づいてそこで素早い動きで噛みついてくるという予測不可能なワニの動きが完璧なまでに完成されているCGクオリティーでした。
ワニの一番の武器である「デスロール」も作品上に出てきますが、人間相手に「デスロール」している姿を見ると痛々しくて一人で「うわぁ・・・エグい・・・。」って思わず呟いちゃうほどでした。
迫力はサメ映画の「ジョーズ」や「ロストバケーション」、「MEG」にも負けず劣らないですね。
ワニの映画・・・、意外といけるんじゃないのか・・・?もっと出て欲しい。
見どころその2 アニマルパニックの中にヒューマンドラマも含まれている
ハリケーンとワニのやばい組み合わせなんですが、これだけではただのB級映画。ここで更に映画を面白くしているのが、娘と父の関係性です。上手くいいってなかった家族関係を話が進んでいくうちに徐々にお互いを理解していき、家族の絆を取り戻す様子が描かれています。
見どころその3 人間の深層心理をついている舞台設定
この映画のメインの舞台は地下室。ホラーにはかかせない地下室という存在。
地下室におぞましいものが潜んでいたり、地下室に降りていく描写が多いのは何故か?
地下室におりていく行為が、自らのトラウマや、恐怖に立ち向かう、向き合うことを表現しているのではないでしょうか。
今回の作品では、娘ヘイリーが子供のころから水泳を叩き込まれてましたが水泳選手としての成績不振により自信を無くしている状況+父との関係性に向き合うという心に抱えた問題、トラウマに立ち向かういう心の葛藤が映画に視覚化されて表現されることでより観客に伝わりやすくしています。
考察ではありますが、映画の中で娘ヘイリーが戦っているのはハリケーン、ワニの裏に存在している自身の過去やトラウマであり、ワニという「最強の捕食者」を乗り越えることで自信を取り戻し、且つトラウマも克服するというという表現をしているんじゃないかと考えました。
まとめ
友人から薦められて見た映画で最初はあまり期待していなかった「クロール 凶暴領域」でしたが、想像以上にハラハラすることができ、それに加えて家族愛や深層心理までついた脚本。
時間を忘れて夢中になることができ、何度見ても飽きることがない、見れば見る程この映画の中身を理解できるいい作品となっています。
見たい!と思った方は予告編を見てからの方がより面白い作品となること間違いなしです!
では今回はこの辺りで失礼します!では!
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